2026年の夏の土用の丑の日は、7月26日(日)の一日だけです。この年は二の丑がありません。2027年の夏は7月21日(水)と8月2日(月)の二回あります。
2026年の夏の土用の丑の日は7月26日(日)の一日だけで、この年は二の丑がありません。2027年の夏は7月21日(水)と8月2日(月)の二回です。土用は年に四回あるので、丑の日も夏だけではありません。日付は国立天文台の暦要項に載っている雑節の「土用」から算出しています。
| 季節 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| 冬 | 1月27日(火) | 1月22日(金)・2月3日(水) |
| 春 | 4月21日(火)・5月3日(日) | 4月28日(水) |
| 夏 | 7月26日(日) | 7月21日(水)・8月2日(月) |
| 秋 | 10月30日(金) | 10月25日(月)・11月6日(土) |
算出方法:土用の入りは、国立天文台「暦要項」の雑節に載っている「土用」の日を使っています。土用は太陽の黄経が27度・117度・207度・297度になる日に始まり、次の立春・立夏・立秋・立冬の前日で終わります。夏の土用の入りは117度で、暦要項によると2026年・2027年とも7月20日。立秋はそれぞれ8月7日と8月8日なので、期間は18日間と19日間になります。日の十二支は12日周期で機械的に決まります。この方法で2024年(7月24日・8月5日)と2025年(7月19日・7月31日)の公表値を再現できることを確認しました(2026年9月2日)。
2026年の夏の土用は7月20日から8月6日までの18日間で、この中に丑の日は7月26日の一回しか入りません。「二の丑」はない年です。店の混雑がこの一日に集中するので、他の年より読みにくくなります。
2027年の夏の土用は7月20日から8月7日までの19日間です。二日目が丑の日で、12日後の8月2日がもう一度の丑の日になります。需要が二日に割れるので、一日あたりの混雑は2026年より軽くなるはずです。ただし二の丑にどれだけ客が回るかは店によって違うので、実際にどう分散したかは2027年の当日を見てから書き足します。
土用の入りも終わりも、太陽の位置で決まるからです。夏の土用は太陽の黄経が117度になる日に始まり、立秋の前日で終わります。どちらも年によって前後するので、期間の長さも一定になりません。丑は12日ごとに巡るので、その中に何回入るかで丑の日が一回になるか二回になるかが変わります。
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの直前に置かれた期間のことです。よく「18日間」と説明されますが、実際の長さは一定ではありません。国立天文台の暦要項で数えると、夏の土用は2024年・2025年・2027年が19日間、2026年が18日間。冬はもっと短く、2024年と2025年は17日間でした。地球が太陽に近づく冬のほうが、太陽の見かけの動きが速くなるためです。
始まりも終わりも太陽の位置で決まるためです。夏の土用の入りは太陽の黄経が117度になる日、終わりは立秋の前日。どちらも年によって前後するので、期間の長さも一定になりません。「立秋の18日前が土用入り」と覚えると、年によって一日ずれます。2025年がその例で、実際の土用入りは7月19日。そしてその7月19日が一の丑でした。18日前で計算すると7月20日始まりになり、一の丑を落とします。
日には十二支が順に割り当てられていて、子・丑・寅…と12日で一周します。夏なら18日か19日、冬なら17日か18日。その中に12日周期の丑が何回入るか。これで丑の日の回数が決まります。
丑が二回入るには、一回目が期間の最初のほうに来る必要があります。土用の日数から12を引いた日数のうちに、一回目が来るかどうか。18日の土用なら最初の6日以内、19日なら7日以内、17日なら5日以内です。ここに収まれば二回、外れれば一回。2027年の夏は19日間あり、二日目の7月21日が丑の日なので、12日後の8月2日も期間の中に入ります。
古代中国の五行説では、万物を木・火・土・金・水の五つに割り当てます。春は木、夏は火、秋は金、冬は水。ここで「土」だけが余ります。そこで土を、四季それぞれの終わりのおよそ18日間に配した。これが土用です。
だから土用は季節そのものではなく、季節と季節のあいだの移行期間を指します。年に四回あるのはそのためで、「土用=夏」ではありません。
この期間は土を司る神が地上にいるとされ、土を動かす作業(穴掘り・基礎工事・草むしり)を避けるという習わしが各地に残っています。夏の土用に衣類や書物を虫干しする「土用干し」、梅を干す作業も、この期間の風物です。
十二支もまた五行に割り当てられていて、丑・辰・未・戌の四つが「土」に当たります。土の期間である土用のうち、土の性質を持つ日を選ぶ。そう説明されることが多い組み合わせです。
ただ、四つあるうちで丑だけが特別扱いされている理由まではっきり説明した史料は見当たりません。ここも「そう言われている」の域を出ません。
土用に食べるものとして伝わっているのは、うなぎだけではありません。
いずれも暑さで弱った体に精のつくものを、という発想で共通しています。うなぎだけが突出して有名になったのは、値段と話題性の両方があったからでしょう。
同じ年の丑の日として、違う日付を挙げているページに行き当たります。前年の日付がそのまま残っていたり、二の丑の判定が分かれていたりするためです。このページは国立天文台の暦要項の雑節「土用」から期間を出し、日の干支を計算しています。2024年と2025年の公表値を再現できることも確認しました。
このページの日付は、国立天文台が公表している暦要項の雑節「土用」から期間を出し、日の干支を計算して求めています。二十四節気から18日を引く近似ではありません。その引き算だと、2025年のように土用入りが一日早い年で一の丑を落とすためです。過去の年で答え合わせをして、公表されている日付と一致することを確認済みです。ずれていたらお問い合わせからご指摘ください。
平賀源内が「本日丑の日」と書いた紙を貼らせて繁盛した、という話が広く知られています。ただしこの逸話には同時代の一次史料が見つかっておらず、当サイトでは事実として断定しません。夏に精のつくものを食べる習慣自体はもっと古く、万葉集には夏痩せにうなぎを勧める歌が残っています。
「夏に売れないうなぎ屋に相談され、平賀源内が『本日丑の日』と書いた紙を貼らせたところ繁盛した」という話が広く知られています。ただしこの逸話には、同時代の一次史料が見つかっていません。後世の読み物に登場するもので、いつ誰が言い出したのかもはっきりしません。
当サイトでは、これを「有名な説」として紹介するにとどめ、事実として断定しません。面白い話ではありますが、根拠と伝聞は分けて書きます。
奈良時代の『万葉集』巻十六に、大伴家持が痩せた知人にうなぎを勧める歌が残っています。
石麻呂尓 吾物申 夏痩尓 <吉>跡云物曽 武奈伎取<喫>万葉集 巻十六 3853(原文・万葉仮名)
一般に「石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻取り食せ」と読まれています。「夏痩せにはうなぎがいい」という考え方が、丑の日の話より千年ほど前からあったということです。源内の逸話が事実かどうかにかかわらず、夏にうなぎを食べる下地は先にありました。
丑の日には「う」のつくものを食べるとよい、として、うどん・梅干し・瓜・牛肉などが挙げられます。これも由来のはっきりしない言い伝えです。丑(うし)の頭文字にかけた語呂合わせと説明されることが多く、いつから言われているかの記録は見つかっていません。
ただ、夏に食欲が落ちたときに食べやすいものが並んでいるのは確かです。うなぎが高くて手が出ない年に、無理をしない選択肢として知っておく分には役に立ちます。
天然のうなぎが最も脂を蓄えるのは、冬眠に備える秋から冬にかけてです。夏が旬というわけではありません。いま流通しているうなぎのほとんどは養殖なので、季節による差は小さくなっています。冬の土用の丑の日を打ち出す店があるのは、この事情もあります。
いちばん確実なのは、日をずらすことです。丑の日は一年で最も混み、浜松の26軒のうち10軒が売り切れ次第の早じまいを明記しています。前後の平日にずらすだけで、待ち時間も売り切れのリスクも大きく下がります。夏の土用は18日か19日あるので、その期間中ならいつ食べても「土用のうなぎ」です。
うなぎ屋はその日に仕込んだ分がなくなると閉めます。うなぎめぐりが浜松の26軒を調べたところ、公式サイトや振興会の掲載で、売り切れたら早じまいすると明記している店が10軒ありました(2026年8月28日時点)。書き方は店によって違い、「売り切れ次第終了」と書いているのはうな正とうな新の2軒で、ほかは「鰻がなくなり次第終了」「売り切れの場合は早仕舞あり」といった表記です。
丑の日は一年で最も混む日です。昼に行って売り切れ、は普通に起こります。開店時間に合わせて動くか、後述のように日をずらしてください。
開店時刻は揃っています。振興会に加盟する25軒のうち21軒が11時開店で、10時台に開ける店が3軒、11時30分が1軒。つまり丑の日は、同じ時刻に客が集中します。
振興会に加盟する25軒のうち4軒は夜の営業がありません(浜乃木・うな修・うな光・清水家)。うな炭亭のように、夜は土日だけという店もあります。
逆に、昼と夜のあいだに休憩を挟まず通しで営業する店が4軒あります(丸浜、八百徳の本店と駅南店、うな新)。松の家は土日祝、鰻昇亭は土日だけ通しです。混雑日に14時〜17時の空白を避けたいなら、通し営業の店を先に調べておくと動きやすくなります。
振興会に加盟する25軒では、20軒が予約可の表示でした。ただしこれは通常営業での話で、丑の日にどう扱うかは各店に確認していません。混雑日の対応は普段と変わることがあります。行く前に電話で確かめてください。
朝から店頭で受付をする店もあります。三ヶ日の加茂は、朝9時から店の前で先着順の記帳を受け付けています(電話予約は不可)。
店で食べることにこだわらなければ、混雑を丸ごと回避できます。振興会に加盟する25軒を調べたところ、23軒が持ち帰りに対応していました。丑の日は持ち帰りも混みますが、席の回転を待つ必要はありません。
さらに20軒が全国発送に対応し、うち8軒は自社サイトからのネット通販を持っています。遠方の店の味を丑の日に合わせて取り寄せる、という選び方もできます。
ひとつ注意があります。26軒のうち7軒はクレジットカードが使えません(清水家のようにQR決済のみ、という店もあります)。持ち帰りでまとめ買いをすると金額が大きくなるので、現金を用意しておくほうが安全です。
丑の日にうなぎを食べなければならない決まりはありません。前後の平日にずらすだけで、待ち時間も売り切れのリスクも大きく下がります。二の丑がある年なら、混雑は一の丑に集中しがちなので二の丑を狙う手もあります。
夏の土用は18日か19日あります。その期間中ならいつ食べても「土用のうなぎ」です。丑の日という一日に全員が集中する構造のほうが、本来は不自然だと言えます。
店を探すなら地域から探すへ。営業時間・定休日・売り切れの運用・予約可否を、一軒ずつ確認して載せています。
次の冬の土用の丑の日は2027年1月22日(金)と2月3日(水)で、この年は冬も二回あります。天然うなぎが脂を蓄えるのは秋から冬にかけてなので、「旬」という言葉を素直に受け取るなら冬のほうが理にかなっています。夏に比べて店も混まないので、落ち着いて食べられます。夏に食べ損ねた店があるなら、冬に行くほうが席も取りやすい。
前述のとおり、天然うなぎが脂を蓄えるのは秋から冬にかけてです。「旬」という言葉を素直に受け取るなら、冬のほうが理にかなっています。養殖が主流のいま、味の差がどれだけ出るかは別の話ですが、少なくとも冬に食べるのが季節外れということはありません。
実利もあります。夏の丑の日ほど混みません。行列も売り切れも、夏に比べれば読みやすくなります。夏に食べ損ねた店があるなら、冬に行くほうが落ち着いて食べられます。
このページは毎年書き換えます。URLは変えません。年が変わるたびに新しいページを作ると、その年しか読まれないページが毎年増えていくためです。2028年以降の日付はまだ載せていません。暦要項は毎年2月に翌年分が公表されるので、確定した数字が出てから追記します。公表値と突き合わせていない数字は載せません。
2028年以降の日付は、まだ載せていません。土用の入りを決める雑節と、終わりを決める二十四節気は、国立天文台が「暦要項」として毎年2月に翌年分を公表するため、確定した数字が出てから追記します。計算で先の年まで出すことはできますが、公表値と突き合わせていない数字は載せない方針です。
店の情報(営業時間・売り切れの運用・予約可否)は、丑の日が近づく時期に確認し直します。最終確認日は各店舗ページに書いてあります。